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【本物のギャッベを見分ける5つのポイント】長く愛せる一枚を選ぶために

当店は、イランの遊牧民族カシュガイ族が織る本物のギャッベを、20年以上にわたってお客様にご紹介してまいりました。

ゾランヴァリギャッベは、身体に優しい天然のウールと草木染めで作り上げられた、世界に一枚だけ(一点もの)の手織り絨毯です。

夏はサラッと冬は暖かく、一年を通して快適に過ごせます。

ユネスコ無形文化遺産に登録されたゾランヴァリギャッベ

柔らかいウールの手触りと草木染めの美しさ、緻密な作業で織り上げられたゾランヴァリギャッベの遊牧民が暮らす「ファールス州の手織り絨毯技術」が、2010年に「ユネスコ無形文化遺産」に登録されました。

その影響もあり、今では世界中で人気のギャッベですが、中にはギャッベ風に織られた絨毯もあります。

本家本元イランのファールス州の遊牧民が作り上げるギャッベと、その他のギャッベ。

細かな違いをこちらでみなさまにご紹介いたします。

ポイント1:羊毛の質に触れてみる

良質なギャッベは、遊牧民が大切に育てた羊から採れる、上質なウールを使用しています。

手に取って触れてみてください。しっとりとした滑らかさ、そして自然な温もりを感じられるでしょうか?

粗悪なギャッベは、チクチクとした肌触りだったり、化学繊維のような冷たい感触がしたりする場合があります。

ポイント2:草木染めの色合いをじっくり観察する

本物のギャッベは、自然の恵みである草木や鉱物などを使って染められています。

そのため、色合いが深く、優しく、そして何よりも奥ゆかしいのが特徴です。

化学染料を使ったギャッベは、鮮やかすぎる色だったり、均一的で深みのない色合いだったりすることがあります。

太陽光の下でじっくりと観察すると、その違いは一目瞭然です。

ポイント3:裏側に注目する

ギャッベの裏面の織り方に注目してください。

本物のギャッベは一目一目手で結ばれており、結び目の間隔が不規則で、手織りならではの味わい深い表情があります。

機械織りは結び目が均一です。
また裏側が接着剤で固められている物の多くは、それは手結びではなく機械織りであることを示しています。

ポイント4:デザインにも注意して

本物のギャッベは、遊牧民の生活や自然への想いが込められた、唯一無二のアート作品です。

現在では「ギャッベ柄」の絨毯というものが売られていますが、これはギャッベの伝統的な柄のデザインを織機など現代技法で作った絨毯です。

ポイント5:証明書がある

本物のギャッベには、一般的に証明書が付いていることが多いですが、必ずしも全てに証明書があるわけではありません。

ですが、信頼できる販売業者から購入した場合には、品質を保証するための証明書が付くことが多く、これにより本物のギャッベであることが確認できます。

また、このような証明書は、現地を何度も訪れて選び抜かれた商品であることの証明ともなるため、信頼性が高まります。

納得のいくギャッベを選んでください

今回はギャッベの本物を見分けるための5つのポイントをご紹介しました。

ギャッベの魅力は、その美しさだけでなく、遊牧民の生活や文化、そして自然への深い愛情が込められていることです。

一枚のギャッベには、織り手の想いや歴史が詰まっていると言えるでしょう。

これらのポイントを参考に、ぜひあなたにとって最高のギャッベを見つけてください。

そして、末永く愛せる一枚を、あなたのリビングに迎え入れてください。

ガゼボでは、ゾランヴァリ社のギャッベの現物を展示しており、皆様にその美しさをご覧いただいています。

ギャッベは、決して安い買い物ではありません。

だからこそ、後悔のないように、しっかりと見極めていただきたいと思っています。

もし、ギャッベ選びに迷われたり、不安なことがあれば、いつでも私たちガゼボにご相談ください。

専門のスタッフが、最適なギャッベ選びをお手伝いさせていただきます。

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